発疹を伴う疾患には人にうつすものとそうでないものがあります。また、治療の必要なものとそうでないもの、特別な治療方法のないものもあります。

発疹症(皮膚のぶつぶつ)

1、主な原因

 ウイルスや細菌の感染症、アレルギー、皮膚炎(かぶれ)など。感染症としては麻疹(はしか)、風疹、突発性発疹、水痘(水ぼうそう)、溶連菌などが有名で、他の人にうつします。

2、診断

発疹の性状、出現場所、痒みや発熱などの随伴症状、年齢、季節、周りでの流行状況が診断に重要である。
 診察のみでわかることも多いが、不明な場合は血液検査や咽頭ぬぐい液などでウイルスや細菌の検査をする。

3、診断の手助け

1ウイルス

a)赤くなっている発疹の部分を圧迫すると色が消失する。

b)水痘、手足口病、ヘルペスなどは水泡(小さな水ぶくれ)となる。水疱は口の中に出来るとすぐに破れて口内炎となる。手足口病では手のひらと足の裏に出来た水疱は破れないが、口の中に出来た水疱はすぐ破れて口内炎になる。

c)麻疹などは治った後に色素沈着といって発疹が出たところにうす茶色が数週間残る。水痘もかさべたになり跡が残る。

2細菌

赤く腫れた(発赤腫脹)後にびらんや化膿する。圧迫すると痛い(圧痛)。
 溶連菌などの特殊な菌ではその毒素で全身に小さな赤い発疹ができる。

3アレルギー

蕁麻疹(じんましん)の場合は皮膚の柔らかい部分に薄赤く盛り上がりが生じる。固定蕁麻疹以外では発疹出現部位は時間と共に移動、変化するのが特徴である。

4出血(紫斑)

a)動いたり当ったりする(打撲)部位に出やすい。

b)圧迫しても色は消えない。

c)赤から紫になり、7〜10日で消失する。