子どもの心、親知らず ―かん虫、第一反抗期―

赤ちゃんが激しく泣きやまない、夜泣き、食べない、すぐ不機嫌になる、つまり親が困る、親の言うことをきかない、大人の思うようにならないことを「かん虫」と表現します。「虫封じ」、「かん虫を切りに行く」ということも耳にします。赤ちゃんは成長するにつれ欲求が強くなります。自分の思うようにならなければ腹が立つと思います。自我が芽生え、腹が立つことを覚えると「かん虫」が出てきます。子どもがうまく成長している証拠です。かん虫とうまく付き合うことを考えて下さい。感染症が心配ですので体を傷つけるようなまじないは止めて下さい。疲れたら子育て中の友人か小児科専門医に相談しましょう。気持ちが楽になります。
 2歳頃になると走ったり、言葉を理解したり、行動の幅が広がると同時に、自分で出来ることに喜びを感じるようになります。色々な事に兆戦し、他人が手伝うと「自分で、自分で」と怒ります。急いでいるのにこれをされると、こういった時期だとわかっていても、理性と感情は別で、我が子ながら腹が立ってきます。
 自己というのが強く出始め、大人のいう「反抗期」です。ただ、子供は反抗しているのではなく、急いでいるとか子供のためにという大人の都合や考えを理解できていないだけです。あと数年間はこういう時期だと諦めて下さい。
 出来なかったことに挑戦し、我慢をしてみたり、一生懸命に言われたことをしようと努力します。親にほめられたり、認められることを喜びます。自分でさせることにより、能力がついていきますし、失敗をしながら自分の限界を理解し、耐える能力が身についてきます。甘やかしすぎたり、制限のない自由奔放は困ります。他人とうまく協調してやっていくルールを教えながら、その中で自由にさせて下さい。子どもは自分の欲求のままに振舞おうとしますので、悪いことや不注意なことには怒ったり、注意を喚起する必要があります。善悪の判断を教えてあげて下さい。これらの体験を通じて衝動にブレーキがかかり忍耐力が身に付いていきます。
 親は勝手な面もあり、子どもが自分で出来ると喜んでほめますが、忙しいときや無理そうなときは親の都合で親がやってしまいます。子どものプライドが傷つくかもしれません。親が子どものプライドを踏みつけたり、頭ごなしに押さえつけたりすると強く反発し、抗議します。子どもに親の忙しい状況を説明してあげて下さい。子供の話を聞いてあげて下さい