| 子供の発達については不安がいっぱいです。同年代の子供がしゃべっているのに自分の子はしゃべらないなど落ち込み、心配します。ただ、ことばが順調にしゃべれている場合はその子の知能の発育は順調ということは出来るのですが、逆に、ことばが遅い子供の場合は知能が遅れているということではありません。ことばの発達には個人差が大きく、知能などにまったく問題がなくてもことばの出現の遅い子がたくさんいます。今後、言葉をしゃべれるようになるかどうかのチェックをすることは必要ですが、その子その子でのことばの発達があります。ほかの子供と比較して、早い、遅いと一喜一憂しないで下さい。ゆっくり待ってあげて下さい。(難しい注文ですが)
1、ことばの理解とその発達
1)生後4か月頃には「ご機嫌な声」と「むずがる声」に分かれます。
あやせば笑う。話しかけると泣き止む(声を聞き分ける)
2)生後6か月頃から「バブバブ」「アウアウ」などの喃語(赤ちゃん言葉)が出だします。
赤ちゃん言葉「ブー:車」「クック:靴」「モン:ドラエモン」「パンマン:アンパンマン」
赤ちゃんでは口腔内のスペースの割りに舌が大きく、舌が動きにくいという特徴があり、しゃべりにくい音があります。その後の口腔内の発育につれて舌の動きがスムースになり、スムースな発音になってきます。
3)2歳頃には指差が出来るようになります:「あれ」「あっち」「お口」
2、言葉の発達の基準
1歳のお誕生日頃に「バイバイ」と手を振ってくれる子は多いですが、「バイバイ」という言葉は出ません。理解していてもしゃべるまでには時間がかかります。(個人差が大きい)
一般的な基準では
1)1歳では25%の子供がまだ単語1つ(ママ、パパなど)を言えません。
2)1歳6か月の100人中98人が単語を2個しべれます(まだしゃべれない子もいます)。
3)2歳の誕生日頃では50%の子供が2語文(ママ スキ、パパ アッチなど)をしゃべれません。
4)3歳になればほとんどの子は2語文をしゃべれてます。
3、問題点、チェックすべきこと
1)知能の遅れ
言葉が理解できなければことはしゃべれません
2)耳が聞こえない(早期から補聴器を使用する必要があります)
言葉が聞こえなければしゃべれません。呼びかけや音に反応しない、音にびっくりしない。音の方を向かないでチェックできます。心配であれば耳鼻科で聴力検査をしてくれます。
3)言語理解が可能
大人の言うことがわかっているか。「パパ」でパパの方を向く。「ジイ」でおじいさん
4)発声が可能
声が出る。
5)模倣できる
大人のまねをする。(行動や言葉は模倣から始まります)
6)対人関係が良好
遊んでもらったり、話しかけてもらうのが好きかどうか。
4、親の対応
1、1対1のほうが言葉の発育が良い
テレビでは言葉は一方的に来るため、聞き流す場合もありますし、積極的に話しかける機会が減る可能性があります。テレビは色々な面で有用ですが、顔を見て話す機会を多くして下さい。
2、保育園などの集団の中では言葉は出てきやすい。集団生活を積極的にさせて下さい。
1)子供同士の集団の中では他人の気を引こうとしますし、まねをします。他人の気を引く言葉が出てきます。
2)悪い言葉はすぐ覚えます。「バカ」「アホ」など:大人が反応するからうれしくて繰り返します。
3)家の中のみでは発達しにくい:大人と子供ではやはり限界があります。積極的に子供どうしで遊ばせるようにして下さい。
3、なるべく子供に話しかけるようにして下さい。
子供と同じ目線で。なるべく「おはよう」「おやすみ」「寒いね」「お外に行こうね」「ごはんだよ」「痛かったね」「パトカー」「ワンワンだ」「ブーブー(車)」など子供に合った言葉で出来るだけゆっくり話しかけをしてあげて下さい。
4、しゃべることを強制したり、何度も言い直させないで下さい。
あせらされるとどもるようになりますし、何度も言い直させられるといやになります。自信もなくなります。発達はゆっくりです。
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