他の子がしゃべれているのに自分の子はしゃべらないと心配です。順調にしゃべれている場合は知能が順調に発育しているということですが、逆に、ことばが遅い場合は知能が遅れているということではありません。ことばの発達には個人差が大きく、知能などに問題がなくてもことばの遅い子がたくさんいます。その子その子でのことばの発達があります。チェックは必要ですが、ゆっくり待ってあげて下さい

1、言葉の発達
 
生後6か月頃から「バブバブ」などの赤ちゃん言葉が出だします。
 1歳のお誕生頃に「バイバイ」と手を振ってくれる子は多いですが、「バイバイ」という言葉は出ません。理解してからしゃべるまでに時間がかかります。また、赤ちゃんは口腔内の広さに比べ舌が大きく、しゃべりにくく、
赤ちゃん言葉になります。「ブー:車」「クック:靴」「マンマ:ごはん」 

一般的な基準として
1)1歳では25%の子供がまだ単語1つ(ママやパパなど)を言えません
2)
1歳6か月の98%の子供が単語を2個しゃべれる(まだしゃべれない子もいます)。
3)2歳の誕生日頃では50%の子供が2語文(ママ、スキなど)をしゃべれません。
4)
3歳のほとんどの子は2語文をしゃべれます。

2、問題点、チェックすべきこと

1)耳が聞こえない(早期から補聴器を使用する必要があります)
 言葉が聞こえなければしゃべれません。呼びかけに反応しない、音の方を向かないなどで判断します。
2)発声が可能
 声が出る。
3)模倣できる
 まねをする。(行動や言葉は模倣からです)
4)対人関係が良好
 遊んでもらったり、話しかけてもらうのが好きかどうか。
5)言語理解が可能か
 言葉が理解できなければしゃべれません。「パパ」でパパの方を向くなど

3、心がけること
1、1対1のほうが言葉の発育が良い
 テレビでの言葉は一方的に来ます。テレビも有用ですが、顔を見て話しかける機会を多くして下さい。
2、保育園などの集団の中では言葉は出てきやすい
子供同士の集団の中では他人の気を引こうとしますし、まねをします。積極的に子供どうしで遊ばせましょう。
3、なるべく子供に話しかけて下さい
 子供と同じ目線で。なるべく「おはよう」「おやすみ」「暑いね」「お外に行こうね」「痛かったね」「ワンワンだ」「ブーブーだ」など子供に合ったことばでゆっくり話しかけて下さい。
4、しゃべることを強制したり、何度も言い直させないで下さい。
 発達はゆっくりです。