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3歳以降の肥満は成人後も肥満になりやすいといわれ(赤ちゃんの肥満は大丈夫です)、成人での生活習慣病を防ぐためには3歳以降の肥満を防ぐことが重要です。また、子供でも肥満の程度や体質によっては脂肪肝や糖尿病になりますし、運動能力の低下、いじめなどの問題もあります。しかし、肥満による悪い影響が出る程度は個人によって異なります。悪い影響さえなければ多少の肥満はかまわないという考えもあります。食べることは楽しいことですし、子供では身体の発育が大切です。食事の制限ばかりせずに、運動や間食を考慮しながら楽しく食べましょう。
冷房のなかった時代の夏休みは暑く、家の外で遊ぶしかなく、食欲も低下し、「夏やせ」といって夏に体重が減少しましたが、冷房の効いた部屋で、テレビ、ゲームとお菓子、ジュースといった現在の生活では夏に太ります。要注意です。
1、脂肪の蓄積は動物の本能
脂肪は食料が十分になかった時代の飢えに備えるエネルギーの蓄積です。生きるために、食べれる時に出来るだけ貯める。エネルギー効率の良い甘いもの、脂っこいものを好むのは当然です。食事制限は本能に逆らうことで難しいことです。10年、20年後を考え、ゆっくりやって下さい。
2、肥満に対する考え方
1)肥満自体は大きな問題ではありません。脂肪蓄積でおこる症状や障害が問題です。
2)病気のために肥満になる場合もあります。本人や親ではどうしようもない場合があります。
3、子どもで何が問題となるのか?
1)脂肪肝
肝臓に脂肪が溜まりすぎる状態で、肝機能が悪くなります。太っている人が必ずしも脂肪肝ではありませんが、肥満と感じている場合は血液検査や尿検査を受けて下さい。この場合は、肝機能が悪くても運動し、やせることが肝心です。食事療法と運動で肝機能がすぐよくなります。
2)糖尿病
インスリン非依存型糖尿病(糖をコントロールするホルモンが効きにくい)になりやすくなります。家族に同型の糖尿病があると特に要注意です。
5、治療法
1)子どもは身長が伸びるため、体重を増やさないようにするだけで肥満度は低下します。
2)間食(お菓子など)やジュースを控えるだけで肝機能はすぐによくなります。身体の発育を妨げないように、カロリー控えめの食事を十分に楽しく食べましょう。
3)ゆっくりとした運動を続けることが重要です(激しい運動は長続きしません)。
4)運動や食事療法は家族みんなで行って下さい。
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