そろそろ夏です。最近は昼間が暑くなりましたが、朝晩が涼しい日が続いています。季節の変わり目で、気候の変化が強いため咳や鼻水、体調の不調を訴える子が多くなっています。
 夏風邪といわれる手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱が流行の兆しを見せております。嘔吐症や咳き込む風邪、水痘(水ぼうそう)も流行していますが、大きな流行にはなっていません。外来もあまり混雑せず、余裕があります。
 麻疹・風疹混合ワクチンは今まで1歳と幼稚園年長児の2回接種していましたが、平成20年4月から5年間のみの限定ですが、中学1年生、高校3年生に相当する年齢にも接種するようになりました。出来るだけ早く接種してください。
 手足口病は口内炎と手足に小さな発疹や水疱が出る病気です。口内炎が出来るため口の中を痛がります。ヘルパンギーナものどの奥に口内炎ができますので口の中を痛がります。プール熱は目が真っ赤になり、のどの奥が真っ赤になって高熱が出ます。この病気も口の中が痛がります。いずれの夏風邪も口の中が痛がりますのでのど越しの良い食事を考えてあげて下さい。
 現在流行している嘔吐下痢症は発熱と強い腹痛を伴いますが、嘔吐は軽症でおさまる場合が多く、下痢便になることはまれです。嘔吐はほとんどの子では数回で治ります。ウイルスは腸に1週間程度存在していますので、無理な食事をすると数日間は嘔吐する可能性はあります。また、頭痛を伴うこともあります。吐き気の強いときにはイオン飲料水やお茶を少量ずつ与えて下さい。一度に多く飲むと嘔吐しますが、少量の水分では吐かないですむ場合があります。嘔吐した吐物や便にウイルスが存在し、感染します。吐物や便の処理を丁寧にして、手洗いを心がけてください。
 朝晩が涼しい日が多く、朝晩に咳き込んだり鼻水の出る子が多くなっています。喘息様気管支炎という咳き込んだり、ゼーゼーといった咳をして呼吸が苦しくなる風邪が多くなっています。鼻水がひどくて夜に寝てくれない場合も多く見られます。咳や鼻水も眠りにくかったり、機嫌が悪くなるようであれば早期に小児科を受診して下さい。
 水痘(みずぼうそう)も流行しています。早期であれば症状を軽くしたり、病気の期間を短くする薬があります。感染する前であれば有料ですがワクチンもあります。水痘も症状が強ければ皮膚に跡形を残します。特に女のこの場合はワクチン接種や発疹出現後の早期治療で皮膚の跡形が残らないようにしてあげてください。
 おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は少なくなりました。治療薬はありませんので、長期に保育園、幼稚園、学校を休まなければなりません。ワクチンで予防したり、軽症化することが可能です。
        6月25日

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