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夜尿症(おねしょ)
夜尿をしたからといって健康を害することはありません。小学生で数%ともいわれ、夜尿をしている子供は意外と多いのです。
1、夜間の排尿の自立過程
膀胱容量の増大と睡眠リズムの安定による夜間尿量の減少という年齢に伴う発達により夜尿が徐々に少なくなります。
2、夜尿のタイプ
一般的に@ぐっしょり型、Aちょっぴり型、B混合型に分けられています。
1)ぐっしょり型
睡眠中の尿の量が多すぎるため夜尿となるタイプです。睡眠中は尿量を減少させる作用のあるホルモンがたくさん分泌され尿量が減ります。年齢につれ睡眠リズムが安定してくると夜間尿量が減少し治ります。
2)ちょっぴり型
膀胱の尿をためられる量が少なくて夜中に十分な蓄尿ができず漏らしてしまうタイプです。年齢とともに排尿を抑制する能力が強くなり、膀胱の蓄積できる尿量が増大していきますので治ります。
3)混合型
夜間の尿量も多く、膀胱の容量も少ないタイプです。時間がかかります。
2、発達の指標
1回に出る尿量が多くなっていく(膀胱容量の増大)、夜尿回数が減少してくる(夜間尿量の減少)、夜尿する時刻が寝入りばなから明け方になっていくことで判断します。
3、季節変動
夜尿は冬に悪化し夏に改善します。寒冷刺激が膀胱の容量を縮小し、尿量を増加します。
4、生活指導
大きくまとめると@しからず、Aあせらず、B起こさずです。
1)しからず
無意識に行っているので、しかられても本人はどうしようもないのです。
2)あせらず
長期戦です。未熟な機能がゆっくり発達してくるのを待つ必要があります。
3)起こさず
夜尿のおこりそうな時刻に起こして排尿させるという方法は、その時刻になると無意識に排尿するといった習慣がつく可能性があります。また、夜間の膀胱容量も大きくなりません。睡眠リズムを崩しますので、熟睡やホルモン分泌などにも影響します。
5、対策
機能の発達は待つしかないのですが、夜間の尿量の減少や排尿抑制機能を高めることは可能です。
1)水分制限
飲んだ水分は3、4時間で尿になります。入眠5、6時間前から水分制限です。
2)塩分制限
塩分をたくさん摂ると尿量が増加し、のどが渇きますので水分摂取が増えます。
3)排尿抑制
腎臓や尿管に異常がある場合を除いて、昼間に尿意があっても可能な限り我慢して膀胱の大きさを大きくします。
4)薬物療法
上記の対応を行っても効果が得られない場合に薬を使用します。小児科専門医にご相談下さい。
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