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夜泣き
夜のテレビや室内遊びの充実、親が夜遅くまで起きているなどの影響により子供の入眠時刻が夜の10時、11時と遅くなってきています。睡眠は脳や体を休息させるためのものですので、十分な睡眠は健康維持のために重要です。
生後すぐの赤ちゃんは昼も夜も関係なしに目覚めたり眠ったりと覚醒と睡眠を繰り返しています。生後4か月頃から昼間は起きて夜は眠るというリズムに移行していきます。この頃から夜の眠りは長くなり、昼間は昼寝といった短時間の睡眠の形となります。昼寝がなくなるのは5歳以降とされていますが、大きくなっても昼寝を必要とする子はいます。
この睡眠のリズム、夜昼の区別に重要なのは光と言われています。朝の光の刺激を受けると体は覚醒状態となり、朝の光は生活のメリハリをつけるのに役立ちます。また、昼間に適度な運動をした疲れも睡眠には重要です。昼寝は乳幼児には必要ですが、これが長くなると夜に眠ってくれません。大人や大きな子供では昼間に仕事や学校などがあり、夜に眠れないとしんどくなりますが、乳幼児では眠りたいときに眠り、起きたいときに起き、お腹がすいた時に食べるということでなんら問題がありません。大人と子供の生活リズムのズレから夜泣きは生じるのです。子供が大きくなり、大人の生活リズムに近づくと夜泣きは自然になくなります。大きくなれば自然になくなるのです。それまで我慢です。夜中におっぱいを欲しがれば与えて下さい。夜中に泣けば抱っこしてあやしてあげて下さい。一晩に2、3回泣くということも稀ではありません。
6か月を過ぎて知恵が付き始めれば眠りが浅くなったときにお母さんを探しますし、昼間の興奮の影響が夜に出てくることも多いです。環境が変わっても興奮しますし、夜に目覚めて遊ぶ子もいます。
夜泣きががひどいと「かん虫」といわれます。昼間はわがままを言うし、夜は夜泣きで寝てくれないなど親が困る状況を「かん虫」ということが多いのです。子供は子供のリズムがあり、やりたいこともあります。他人の迷惑など考えられる年ではありません。子供に自我が芽生えてきた証拠です。子供が精神的に成長している証拠です。親の思い道理にならない年齢になってきたのです。言い聞かしても理解できません。じっと我慢です。その内にいろいろ理解できるようになってきます。ひどい場合や親の生活が保たれないようなときは小児科専門医に相談して下さい。「かん虫切り」をする習慣もあります。すること自体は止めませんが、体に少しでも傷をつけるようなことは止めてください。この傷からB型肝炎が流行した地方があります。
対応
大きくなって夜泣きがなくなるまでの辛抱です。気長に待つことが基本ですが、@朝に光(太陽光や室内の光)に当てる。A昼間はなるべく遊ばす。B昼寝は昼食後の早い時間帯で1〜2時間程度にするなども試みてください。
親が子供の夜泣きのために睡眠不足となると大変です。睡眠不足となるようなときには小児科専門医に相談して下さい。薬もあります。癖になるものではありません。親が疲れるのは困ります。
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