暑い日が続いています。薄着を心がけてください。夏休み中の、空調の効いた部屋で、だらだらしながら、ジュースやお菓子、ゲーム、ユーチューブ、ティックトック三昧は精神的な面やメタボといった問題以外にも、自律神経の不調を来たしますので困ります。夏休み中でも、ある程度は規則正しい生活を心がけて、塾以外にも外に出て、外遊びも取り入れて下さい。外遊びは肉体的にも精神的にも良い結果を生むと思いますし、自律神経のバランスを保つためにも重要です。
リンゴ病や小さなぷつぷつした発疹が出るウイルス性の発疹症は少なくなりましたが、まだ流行していますし、軽症で治る嘔吐下痢症や夜に咳き込む風邪の流行はまだ続いています。症状が発熱だけの風邪、のどの痛みを訴える風邪、鼻水の強い子、ヘルパンギーナなどもあります。
これからは病気の発生は少なく、秋までは小児科外来は混まなくなるのが一般的です。予防接種や日頃気になっていることを相談するには良い時期と思います。
夏休みがもうすぐ終わります。子どもたちが好きな空調の効いた部屋でのだらだらした生活は残念ながらもうすぐ終わりになります。夏休みのだらだらとした生活環境で自律神経は調子を崩していますので、夏休み明けの生活に向けた体調管理が必要です。夏バテの解消のために、規則正しい生活環境に戻す必要があります。
夏の疲れやダメージが身体に溜まって生じる体調不良を夏バテと呼んでいます。暑い夏の体温調節に多くのエネルギーを消費し、暑さでの睡眠不足や食欲不振、スポーツなどのさらなる負担で身体の対応能力に無理が生じ、元気がない、すぐに疲れる、身体がだるい、イライラする 、食欲不振、立ちくらみ、胃腸の不調など漠然とした身体の不調や限界というサインが出ている状態が夏バテです。
夏バテ予防対策には充分な栄養を摂取し、発汗機能を高め、十分に身体を休めることが重要となります。子どもはスナック菓子などを多く食べますのでこれらの代謝にビタミンB群は必須です。栄養バランスの良い食事はもちろんですが、胃腸に負担の少ない食事内容も重要です。エアコンが効いた部屋での快適生活では発汗能力が低下し、自律神経の不調が生じていますので、外で遊んで適度に運動をさせて発汗習慣を身につけるようにさせて下さい。熱中症予防にもなります。ただ、体力の限度を超えた行動を取らないように、疲れを溜めないように周囲がコントロールしてあげることも必要です。
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