令和6年6月20日


 暑い日が続きます。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症の発生は非常に少なくなりましたが、手足口病が流行しています。その他には、軽症で治る嘔吐下痢症や夜に咳き込む風邪は依然として流行しており、症状が発熱だけの風邪、のどの痛みを訴える風邪、鼻水の強い子、細気管支炎などもあります。

 細気管支炎の初期は鼻水、くしゃみ、微熱、咳などの感冒様症状です。咳、鼻水などの風邪の症状が2日程続いた後、息を吐くときにゼーゼーという音がしたり、呼吸回数が多くなり、呼吸時に胸が凹みます。主な原因はRSウイルスで、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルス、メタニューモウイルスなどのウイルスでも生じます。大きな子では鼻風邪で済みますが、乳幼児では稀に細気管支炎や肺炎となる場合があります。小さな子が鼻水に咳を伴っている場合は小児科専門医を受診して下さい。

 手足口病は口周囲、手のひら、足の裏に小さな水泡性の発疹ができます。乳幼児では肘、膝や臀部(お尻)にも発疹ができます。口内炎になると痛みを伴います。有効な治療薬は無く、数日〜1週間で自然治癒します。

 コクサッキーA16とエンテロウイルス71が主な原因ですが、多くのウイルスがありますので何回も手足口病になります。感染力は発疹出現の前後2日間が強いのですが、ウイルスは咽頭からは1〜2週間、糞便からは約1か月も排出されます。

 感染しても無症状の感染児もいますので、発病した急性期の子だけを登園禁止にしても施設内での感染の拡大を防ぐことは困難で、手足口病は登園、登校を禁止にすべき伝染病には含まれていません。

 熱中症は急に暑くなった時や、体が暑熱環境や体の発熱に馴れていないために生じます。@気温は高いときに起こりやすいのですが、気温はそれほどでもなくても湿度の高いときA前日に比べ急に気温が上昇したB無風状態C砂やアスファルトなどの日光の反射が多い所などが起こりやすいとされています。空調のない室内でのスポーツも要注意です。子ども達の環境をチェックし、予防を心がけてください。日頃から運動や外遊びを奨励し、暑さに慣れるような生活を心がけることも大切です。

 晴天のときには照り返しのために地面に近い低い位置の気温が高く、子どものほうが暑さを感じています。特にベビーカーの中は風通しも悪く注意が必要です。晴れた日の空調を止めた車の中は非常に暑くなりますので、子どもを車内に放置する事は止めて下さい。




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